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鹿が教えてくれた(後編) [ツーリング(超100km)]

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2016/07/24

山里の温泉場で気持ちのいい朝を迎えました。

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三才山トンネルを抜け松本へ向かうか
一瞬迷いましたが、
松本は来月の家族旅行で通る予定です。

今回は逆方向、
武石から美ヶ原を目指すことにしました。

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R254沿いを東へ。

山に囲まれた集落ですが、
松本にも上田にも近いせいでしょうか、
良く手入れされた美田が続きます。

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 ふるさとの風景を探しに色々なところに行きましたが、
 結局のところ、想い憧れる故郷などというものは
 自分の胸の内にしかないということに
 今頃になって気づきました。

 バイクでの旅もそろそろ潮時かもしれません。

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武石から美ヶ原に至るK62は
走りやすくて気持ちのいい道だという記憶がありますが、
今回はひどく疲れました。

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根拠希薄な分析ですが、
体力が落ちたことに加えて反応が遅くなったため
ヤレた路面の変化に差し込まれ気味になるのでしょうね。

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何につけ、追い込まれると疲労感が増しますし、
選べるオプションや対応の幅が狭くなり無理が出ます。

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操作に自信が持てる速度まで落として走ることが
大切なのですが、
速度=プライドという人が意外と多い気がします。

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てなことをつらつら考えながら、
やっとこさ美ヶ原の台上まで登りました。

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今日はまだ走り出したばかり。
特に疲れていませんので、
悪い水を出したら早々に次に向かいます。

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なんとなくビーナスラインを乗り継いで、
なんとなく和田トンネルの西側に出ました。

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朝の高原道路は交通量も少なく、
知らず知らずのうちにペースが上がってしまいます。

気持ちがいいからって、
漫然と走っていては駄目ですね。

非定常な事象を繰り返し経験すると、
人間はそれを定常化して扱おうとするようです。
バイクの場合、そこに危険がありますね、
一定時間走ったらバイクを停め
リセットすることが大事だと思います。

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よく「乗れてきた」なんて言いますが、
非定常に慣れ、危険への感度が落ちただけかも知れません。


R142を下諏訪まで下り
諏訪大社下社を目指します。

久しぶりに彼の顔を見に行きましょう。

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下社春宮脇の清流沿い、
木陰に入ると上流から涼しい風が吹いてきます。

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このすぐ近くに彼が鎮座しています。

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万治の石仏。

17世紀、名もない僧侶が刻んだものらしいのですが、
その質朴さと造形に
岡本太郎が絶賛したとのこと。

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中山道沿い、諏訪大社の脇ということもあり
そもそも敬虔な土地柄だったのかも知れませんが、
300年以上もの間、大切に保存されていることに驚きます。

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前回訪れたのは2010年の御柱の時ですから
6年ぶりの再会です。

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周囲の佇まいは当時のままで、
一種の懐かしさとともに
変わらず存在し続けることへのありがたさを感じます。

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近くの売店で石仏のフィギュア(土鈴)が
申し訳なさそうに並べられていました。

あまりの商売気のなさに、つい買いそうになりましたが
嫁に怒られそうなのでやめました。 ( ゚∀゚)

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万治くんに夢や笑顔を喰われたよい子

諏訪湖の東岸をぐるりと巻くように走り
メルヘン街道(R299)を目指します。

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日高から秩父に向かう際によく利用するR299、
目の届かないところでメルヘンとか名乗ってやんの。

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八ヶ岳エコーラインとの交差点。
楳図かずおさんの別荘(原村)を目指すなら
ここを右折します。

私は直進しますけどね。 ( ゚∀゚)

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真夏ながら八ヶ岳の北麓は別天地でした。
走っていると寒いくらい。

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ナビの表示を見ると、
標高が2,000m近くあるんですね。
ちょっとジャンプしたら
頭の先が成層圏から出そうです。
大林素子は常に中腰です。

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道路脇の駐車スペースにバイクを停め、
麓で買っておいた缶コーヒーでひと息つきます。

これがものの30分もすると悪い水になるのだから、
人体って不思議。( ゚∀゚)

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そろそろ今回のツーリングも終盤、
缶コーヒーを飲み終えたところで
松原湖を抜け南牧村まで下ります。

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R141はメジャー路線だけあり、
案の定、糞みたいなバイクが多かったです。

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黄線の道、おかしなタイミングで強引な追い越し。
自動車が避けてくれることで成立していますが、
傍目でみていて危なっかしい。

「傍若無人」の意味を検索してみ。

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ま、それはそうとして。

佐久海ノ口まで来たところで昼ご飯にします。
いつものレストランでいつものカツカレー。

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ここは見た目が少々アレなせいか、
昼時でも待つことがありません。 ( ゚∀゚)

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途中、桃とトウモロコシをお土産に購入。

トウモロコシはクーラーバッグに収め、
桃は使用済み下着をクッションにして
衝撃を和らげるという高度な輸送法を取りました。
先進のロジスティックス。

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北杜から甲斐市に抜けるあたりは灼熱地獄でした。
身近な出来事に喩えると、
締め切った4.5畳間で
力士に囲まれて鍋焼きうどんをすするあの感じ。
そんな経験ないから

生欠伸が出てきたら危険信号。
水分と梅干し純(自衛隊御用達)を補給します。

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このまま甲府を抜けるのは厳しいかと思いましたが、
一宮あたりまで来たところで
急に空気が変わり気温が下がりました。

涼しいのは助かりますが、
風が吹いてきましたので夕立が来るかも知れません。
ゲリラ雷雨もゲリラライブ(郷ひろみ)も困ります。

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ややペースを上げて笹子トンネルを抜けます。
出口側も涼しくてひと安心。

大月まで来たあたりで空が明るくなりました。
なんとか雨や郷ひろみに遭わずに済みそうです。

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猿橋で最後の休憩を取りました。
上野原まで出たらすぐに相模湖ですので気分も楽、
思いのほか早く帰ることができそうです。

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と考えたのも束の間、
藤野あたりからR20が渋滞し始めました。

VICS情報では中央道が小仏トンネルあたりで
20km程度の渋滞とか。
その余波なんでしょうかね。

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つい魔が差してK76からK517,518と繋ぐ悪路を
選んでしまいました。

牧馬(まきめ)峠って初めて通りましたが、
二度と走りたくないですね。 (;゚∀゚)

私を鹿教湯へと導いてくれた文殊菩薩、
神奈川はテリトリー外だったようです。

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お蔭さまでなんとか無事に帰宅することができました。

 ただいまんぼう。

トータル600kmほどかと思いますが、
最後の狭隘な峠道が堪えました。
なけなしの元気を振り絞ってバイクを清掃。

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嫁がカレーを作って待っていてくれました。
昼もカレーだったんだけどね。
気が合うね。 ( ゚∀゚)



いよいよ梅雨が明け夏本番です。
くっそ暑いですが、
あの山の向こうまで出掛けてみませんか?
バイクでも自転車でも電車でも。

 夢を抱えて 旅でもしないか あの頃へ 

なんてね。

皆さまも良い夏をお過ごしください。

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