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その二、約束の地 [ツーリング(超100km)]


2013/10/08

高山の朝はいいお天気でした。

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私としては珍しく、宿でゆっくりと朝食を取りました。
用便も心をこめてしっかりと。  食べた以上に出しました。  
そんなこんなで8時前にようやく出発です。

   朝市?  知らんな。 ( ´・ω)



白川街道を南下し御母衣(みぼろ)湖の畔までやってきました。

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ダム湖に沈んだ集落。
湖面からは飴色に朽ちた梢が突き出しています。

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  かつての白川街道は、この水底を通っていたのである。

  
  御母衣の山里の家々も、墓もこの湖底にある。
  家々の家霊たちもこの湖底にあって、
  満月の夜などあるいは水面までざわめき出てきて、
  世にあるひとびとと語らいをしたいと騒ぐのかもしれない。

              「街道をゆく 4」 司馬遼太郎

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湖岸沿い、白山街道を北に進むうち、白川郷に入りました。
五箇山とともに世界文化遺産に登録された合掌造り集落です。

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大した下調べもせずやって来ましたので、
どこをどう見学すれば良いのか皆目見当がつきません。

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ふと気づくと、それらしい写真を撮ろうとカメラを構えている自分。
なんか馬鹿馬鹿しくなってきました。

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奥深い山のなか、長い雪の季節を耐え忍ぶ暮らし。
そんなこんなを含めての文化遺産を、
バイクでふらりとやって来てお手軽に味わおうなんて
虫のいい話なのかも知れません。

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カメラを引くとほんの少し現実が見えてきます。
山深い里で暮らすことと、世界遺産で食べてゆくこと。
人間の逞しさ。

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おっと、辛気臭い話になりそうです。 ( ゚∀゚) 先を急ぎましょう。

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トンネルを抜け橋を渡るうち富山県に入りました。
名奉行・富山の金さんでお馴染みですね。  誰?

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五箇山からズルをして東海北陸自動車道へ。
ごんさん曰く「ロマンのない道」。  (´∀`)
山塊を抜ける箇所だけ利用し、福光ICからR304を辿ります。

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心残りは砺波平野の屋敷林をゆっくり眺めることができなかったこと。
次回の宿題ができました。



ほどなく今回の旅の最終目的地、石川県羽咋(はくい)郡に入りました。

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羽咋には昔からUFO伝説やモーゼの墓など、
興味深い噂や言い伝えが残っています。
R471って、シナイ山と掛けているのでしょうか?
国交省はなにか掴んでいますね、きっと。 ( ゚∀゚) ソレハナイ

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押水(おしみず)の集落にやってきました。 人生で2度目の訪問です。
学生時代、中途半端な東北一周を行った帰りみち、
遠い親戚を訪ねて泊めてもらいました。
そしてそこは父親が少年時代を過ごした場所でもあります。

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押水の名前の由来となった「押の泉」。
さほど有名なところではないらしく、
事前に詳しい場所を調べることができませんでしたが、
人に聞き聞きしてようやく辿り着きました。

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備え付けのコップ。
さすがに溜まり水を飲む勇気はありません。 ( ゚∀゚)

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私はたまたまネットで知りましたが、
疎開中だった父親も知っていたはず。 飲んだな、きっと ( ゚∀゚)
些細で他愛もないことですが、
今となっては確かめることもできません。



すぐ近くに末森の城あとがあります。
うちのご先祖様、ここに多少の所縁があると聞いています。

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「噂の刑事 利家とまつ」をきっかけに整備されたようですが、
荒れ具合を見ると今は訪れる人も少ないのでしょう。

  「本丸跡まで徒歩で20分」

申し訳ないのですが、山歩きは遠慮することにしました。
今日はヒールだし。  うそつけ

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あまり気乗りしませんが、乗りかけた船。  オイ
モーゼの墓もやっつけておきましょう。 

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聞くところでは、
モーゼがイスラエルの民を率い約束の地へと向かう途中、
天浮船に乗って能登まで飛んできて十戒を授かったとか。

   シナイ山=宝達山?

このあたりについては諸説あるようです。

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ふるさと創生で支給された1億円を投じ、
モーゼパークなるものを整備したとのこと。
怪しげな竹内文献を拠りどころにした町おこし。

生活不必需品が生む心のゆとり。
今になって思えばバブル期というものは文化を育てるという意味で
元禄と並ぶ黄金期だったのかも知れません。

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もっとさりげのない、下手すると見落としてしまいそうな場所を
想像していました。

  さてさて、どうしたものか。

ロマンの欠片も感じられない案内板を見て、
たった数分の散歩にも踏み出す元気が湧きません。

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うん、今回はここまででいいや。
別に山歩きをビビる理由はありませんけどね。

DSC06093.JPG  ある

高山への帰り道は宝達山の頂上を経て高岡に抜けることに
しました。

宝達山から眺めた千里浜。
海岸線を占拠する能登道路の存在がどうも腑に落ちなくて
逆方向に向かう天邪鬼。  ( ゚∀゚)

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宝達山の山道では1台も出会う車がありませんでした。
カーブを抜けるたび、方向感覚が怪しくなってきます。
ただただモーゼ(ナビ)に従うイスラエルの民(私)。 (´∀`)


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山道を抜けひと安心。
ここから高岡、射水と抜け、富山市をかすめます。
このあたりのコース取りはまったくの無計画。

R41を捕まえたら、あとは1本道。 のんびり帰りましょう。

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お昼を随分と過ぎましたが、まだ昼ご飯を食べていません。
道の駅に立ち寄りました。

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朝市で食べ損なった飛騨牛コロッケ。 揚げたて2個です。
食べ損なったというのは嘘ですね。  そもそも行ってませんから。

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神通川、高原川沿いの蛇行した道を辿るのには
思ったより時間がかかりました。

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かつて鉱山で栄えた神岡の町。
廃坑からまだ10年ほどということと、
採掘跡を利用したスーパーカミオカンテのためか、
未だ町の活気は失われていないようです。

  スーパーカミオカンテ?  

21世紀の科学の粋を集めたニュートリノなんとか装置です。 (;゚∀゚)

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クンタ・キンテはRootsだぞ

日が暮れはじめたころ、高山の6kmほど手前。
ツーリングマップルで調べた国八食堂で夕食にしました。

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この店は有名で、週末ともなると長い行列ができるそうです。
近くに飛騨エアパークという飛行場があり、
そこでパラグライダーの練習をしてきたというおじさんの情報。

食べ終わってから聞いても、ふうんと言うしかありません。

案内されたテーブルには謎の五徳が2基。

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頼んだのは焼き肉定食。
飛騨牛かどうか、私のバカ舌では分かる筈もなく。 ( ゚∀゚)

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鉄板の大きさに比べ料理は奥ゆかしい量に見えますが、
充分満腹になりました。   行列も頷ける出来栄えです。

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さて今夜も温泉にゆったりと浸かって
マッサージチェアを独占しましょうか。 ( ゚∀゚) ほかに泊り客がいないもん

明日はいよいよ帰ります。


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